ペースは人それぞれ
おおくぼヴァイオリン教室(調布市若葉町、仙川)のゆうか先生です!
街中で親子連れを見ました。
お母さんは急いでいるのか早歩きをしています。
子どもは後ろから一生懸命背中を追いかけて歩いています。
お母さんは子どもの様子に気づき、手を強く握りしめ子どものペースに合わせてゆっくりと歩きだしました。
その姿を見て、自分の幼少期を思い出しました。
私の母は割とせっかちなタイプで、買い物に一緒に行くと早歩きの母について歩くのが大変でした。
街中で見たお母さんと同じように母も途中で私の様子に気づき、ゆっくりと歩く私に歩幅を合わせてくれました。
小学校高学年頃になると母と同じ歩幅で歩けるようになり、一緒に歩くことも苦ではなくなりました。
現在、他教室も含め毎週30人弱の生徒さんにレッスンをしています。
当たり前ですが、一人ひとりの成長のスピードは全く違います。
年齢によっても変わりますが、面白いことに同じ学年で同じ曲を弾いている子でも
進み方は一人ずつ変わってきます。
なので、Aちゃんにはこの説明で伝わって出来るようになった!
でもBちゃんにも同じ方法で伝わるかというと、そうではないんですよね。
Bちゃんには、Aちゃんとは違う伝え方、練習方法を試して弾けるようになったということも
よくあります。
同じ曲を弾いていても一人はすぐに出来ることが、もう一人には大きな壁のように感じることもあります。
一人ひとり出来るところと出来ないところは違いますし、成長のスピードも全く違います。
なので、「このぐらい出来るだろう」と勝手に枠に当てはめないで、目の前の子どもの成長度合いを観察するようにしています。
こちらの期待を押し付けても、子どもは苦しいだけですよね。
レッスンでは、前回と比べてどれぐらい階段を上ったか確認しています。
すいすい2段・3段とのぼる子もいれば1歩踏み出すのもやっとという子もいます。
それが決して悪いわけではなくその子に合った高さを提示してあげるのが、講師の役目だと思います。
もちろん時期によっても違いますので、進度に合わせつつも背中をおしてあげることや上から声をかけることをして
子どもが自分で出来ることを増やしてあげることも必要です。
子どもに歩幅を合わせて一緒に歩いていく。
お母さんと手を繋いで歩いていた子どものころの気持ちを思いながら、保護者の方と二人三脚でお子さまのサポートが出来ればと思います。
柔軟な発想を持って、レッスンを一緒に楽しんでいきたいです♪
当ヴァイオリン教室では、体験レッスンを行っておりますので、ご興味のある方はご連絡ください♪
最後までご覧いただきありがとうございました♪