ヴァイオリンとの出会いは、母親がとあるクラシック音楽のコンサートに連れて言ってもらった際、
初めてヴァイオリンの音を耳にしたことです。
その音色に心を奪われた私は「ヴァイオリンを習いたい」と両親に伝えました。
音楽のことなんて全然知らない両親。
兄がピアノを習っていましたが、娘がまさか「ヴァイオリンを習いたい」と言うなんて驚いたようです。
最初は反対していましたが、半年かけて説得を続け、
ついに小学校に入学する年、近所のヴァイオリン教室へレッスンに通い始めました。
私はすぐにきれいな音を出せると思っていましたが、中々出来るようにならず、
自分から始めたいと言ったのに練習も好きになれなくて、母親に怒られ泣きながら弾いていました。
それでも、レッスンで先生と弾くのは好きで、新しい曲が弾けるようになるのはとても嬉しかったです。
年に 1 度の発表会で演奏することも好きで、上手くできなくても怒られてもめげずにヴァイオリンを続けました。
音楽自体は物心ついた時から、ピアニカを弾くことや歌うことが大好きで、幼稚園や学校の音楽の時間が楽しみで仕方ありませんでした。
小学4年生になると合唱部に入りました。歌うことで、音感や音を頭でイメージする力がついたように思います。
楽譜にもたくさん触れ、ドレミも素早く読めるようなりました。
パートリーダーや副部長も務め、同級生や下級生に教えてあげることも多かったです。
みんなの声を合わせて、ひとつの音楽を作り上げるのが大好きでした。
ヴァイオリンの方はというと、高学年になってくると曲の難易度も上がり、「思うように上達しない」、「練習に集中できない」、と悶々とした日々が続き、もうやめようかなと考えたこともありました。
そんな様子を見かねた母親が、市のジュニアオーケストラに私を連れていきました。今思えばこれが転機となりました。
このオーケストラは小学生から大学生まで幅広い年代の子どもたちが所属する団体でしたが、その時私は一番年下でした。
まわりには上手なお兄さんお姉さんばかり。こんな中で自分がついていけるのか…
私はもともと人見知りだったことも相まって最初は行くのが怖かったのを覚えています。
(練習場までひとりでバスで向かった際に、不安から途中で気分が悪くなった思い出があります💦)
しかし、オーケストラは合唱よりも、もっと大人数で色々な楽器の人がいて、
全員で一つの音楽を演奏したときに「音に包まれている!気持ちいい!」という感覚を初めて味わいました。
また、偉大な作曲家たちが残した作品にたくさん触れていくことでオーケストラが大好きになった私は、練習に毎週参加し、まわりのレベルについていこうと必死に練習をするようになりました。
また、名曲と言われるクラシック音楽の CD を何度も聴きました(一番初めに聴きこんだ曲は、モーツァルトの《交響曲第 41 番》でした)。
このジュニアオーケストラでの経験から「もっとオーケストラで演奏したい」と思い、中学、高校とオーケストラ部がある学校へ。
そして大学では専門的にヴァイオリンを学ぶ道に進みたいと思い、練習に励みました。
しかし、高校3年生の時に腕を負傷しました。痛みから半年ほどヴァイオリンが弾けない期間が続きました。
半年もヴァイオリンを弾かないというのは初めてだったので、悲しみに暮れました。
悲しみを感じながらも、「やっぱり私はヴァイオリンが好きなんだ!」と気づきました。
少しずつ演奏できるようになってきたときに、大学の夏期講習で出会った先生に演奏時の身体の使い方について教えてもらい、
その先生の下へ入る形で、なんとか大学へ進学しました。
今までの弾き方を見直すために、基礎からみっちりやり直しました。
楽器の構え方や弓の持ち方も色んな本や演奏動画を見て、自分に合ったフォームを研究しました。
ですが、実技試験ではなかなか思うように弾けず、結果を残すことが出来ず、自信がなくなる日々を送りました。
大学院へ進学後、先輩から音楽教室での講師の仕事を受けました。
生徒さんと音楽に触れあう時間が楽しくて、時間があっという間に感じました。
その時、これまでの学生生活で人に何かを教えて喜んでもらうことが嬉しかった気持ちを思いだしました。
友だちに算数を教えてあげて喜ばれた、部活で下級生と音程の練習をして出来るようになった、高校で初心者のヴァイオリンの友達に弾き方を教えてあげて「ゆうかは、教えるのうまいね。おかげで出来るようになったよ!」
これは自分にとって天職かもしれない…!
そう思い、大好きなヴァイオリンを教える道へと進みました。
卒業後も様々な音楽教室での指導をしました。
その経験を元に、これからもたくさんの人へ音楽の楽しさやヴァイオリンの魅力を伝えていきたいです。
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